毎年季節を問わず、地震に豪雨に台風と、日本各地で様々な災害が起こっています。
2019年9月に関東地方を通過した台風15号は、一時93万軒を超える停電被害を各地にもたらしました。
こういった想定外の災害は決して他人事ではありません。
いつ自分の身に起きてもあわてないように普段から、
「もし停電したら?」と自分でしっかりと考え、普段から備えておくことはとても大切なことだと思います。
今回この記事では、【もし停電したら冷蔵庫はどうなるのか?】ということについてご紹介します。
ポイントは以下の2つ。
- むやみに開け閉めしないこと
- コンセントは状況に応じて
- 普段から冷凍庫には保冷剤を常備しておくこと
普段からできる停電対策もご紹介しますので、いざという時に慌てないように今から備えておくことをおすすめします。
停電したら冷蔵庫の中身はどれくらい持つのか
普段電源が入りっぱなしになっている冷蔵庫。停電したら中身が腐ってしまうのでは、、、と心配になります。
でも、心配だからと言ってむやみに開け閉めしないこと。
これが大切です。
そのままにしていても2時間~3時間は冷たいままなので冷蔵庫はなるべく開けずに過ごしましょう。
冷凍庫であれば半日から丸一日くらいはそのままでも凍った状態を保てるそうです。
もちろん停電した時期、気温によって大きく異なると思いますので、
極力開け閉めはせず、必要な時に庫内の状態もチェックすると良いです。
停電が長引いたらどうすれば良いか
長時間にわたる停電が予測される場合、庫内に残っている要冷蔵品は早めに調理して食べてしまうのが良いです。
停電中はオール電化の家庭ではガスが使えず調理が困難になります。
一家に一台、カセットコンロはいざという時必ず役に立ちますので持っておいて損はないでしょう。

イワタニのカセットコンロはとてもコンパクトでおしゃれなのでおすすめ !

カセットガスもお忘れなく!
そのあとは優先度の高いものをクーラーボックスに移して保管するのが良いでしょう。
特に夏の停電時は、暑い中過ごさなくてはならなくなり、冷たい飲み物が欲しくなるもの。
保管や調理が難しいものを保存しておくよりも飲み物を冷たく保存しておいた方が良い場合もあります。
クーラーボックスや、保冷効果の高い保冷剤も持っておくと役に立ちます。
また、停電時はコンセントを抜いたほうがいい、なんて話をよく耳にしますが冷蔵庫はどうなんでしょうか?
停電したら冷蔵庫のコンセントは抜くべきなのか

停電時、家電製品のコンセントは抜いたほうがいいという話を耳にしたことはありませんか?
結論からいうと、停電したからといって冷蔵庫のコンセントは抜く必要はないです。
そもそも停電時に家電製品のコンセントを抜いたほうがいい、と言われている理由は以下の2つ
- 電気が復旧した際に家事になる恐れがあるため
- 復旧した際にブレーカーが落ちたりヒューズが飛ぶなどの悪影響がでる可能性があるため
まず1番目の理由ですが、これは地震等で家の中や家電が壊れている場合の話なので、該当するときは冷蔵庫のコンセントも抜いておきましょう。
2番目の理由は、テレビや、暖房器具、アイロンなどの発熱する電気器具や、起動時の電力消費が大きい家電があてはまるため、冷蔵庫はコンセントを抜く必要がないそうです。
冷蔵庫から氷等が溶け出して、水が漏れている場合です。
そうすると電気が復旧した際に漏電する恐れがあるので、コンセントは抜いておいた方がいいということがいえます。

う~ん、けっきょくどっちがいいの?

抜かなくても大丈夫そうだけど、私なら、抜くかな!!
では最後に普段からできる、冷蔵庫の停電対策についてご紹介します。
普段から出来る冷蔵庫の停電対策
実は冷蔵庫の停電対策は、冷蔵庫の節約術と通じる部分がたくさんあります。
冷蔵庫の電気代の節約には、
冷蔵庫にはものを詰め込みすぎず、冷凍庫は詰め込んだ方が良い。
という王道の節約術があります。
この方法で普段から冷蔵庫内は冷気の循環を良い状態に保っておき、冷凍庫の隙間には保冷剤を詰めておくことでいざという時の停電対策にもなるのです

冷凍庫には保冷剤を入れておこう!!
冷蔵庫の停電対策まとめ
停電したとき、冷蔵庫は
- むやみに開け閉めしない
- 季節によるが2~3時間は保冷効果が保たれている
- 家や家電に被害がないときはコンセントは抜かなくても良い
- 被害があったり、水漏れしている場合は家事や漏電の恐れがあるためコンセントは抜いておくこと
- 普段から冷蔵庫は入れすぎない、冷凍庫は隙間なく詰め込んでおくことで効率よく冷気が保たれるので、今すぐやってみましょう
- 冷凍庫の隙間には保冷剤を詰めておくと節約効果も停電対策にもなる
普段からできることはやっておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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