2019年6月から新制度に移行されるふるさと納税制度。
ずっと気になってはいたけど、ふるさと納税の仕組みがよくわからない、ついには新制度が始まってしまい、今から始めてもメリットはあるのかな、、、なんて思っていませんか?

全然大丈夫です!メリットは十分ありますよ!
私は今年でふるさと納税4年目になりますが、新制度に移行されても変わらずに利用します。
ふるさと納税は、仕組みさえ理解できれば、絶対にやった方がいいということがわかります。
私はこの仕組みを理解したとき、なんでもっと早くやらなかったんだろう、と後悔したほどです。
この記事では、誰にでもふるさと納税の仕組みがわかるように、解説していきます。
読み終わったときにはきっと、納税したくなるはずです。
ふるさと納税の仕組みは実はとてもシンプルです。
ふるさと納税の仕組みを、誰にでもわかるように説明します。
一言で言うとこうです。
2000円払って、2000円以上の価値のあるものをもらえる制度。
極端な表現ですが、究極にシンプルにするとつまりはこういうことです。
ここにたどり着くまでに、いくつかステップがいるだけです。
このステップも究極にシンプルにするとこうです。
①1万円寄付する(自己負担1万円)
↓
②3000円相当のお米を貰える。
↓
③800円は現金で返ってくる。(自己負担9200円)
↓
④毎月600円ずつ、お給料にプラスされて、12か月間返ってくる。
600円×12か月=7200円返ってくる。(自己負担2000円)
ここまでよろしいでしょうか?
この時点で、2000円払って、2000円以上の価値のあるものを貰える、という仕組みを理解していただけましたか?
これだと千円しか得しないじゃん!!
と思うかもしれませんが、寄付する金額が2万円、3万円、4万円、と大きくなっていくほど、もらえるものの価値は6000円、9000円、12000円、と大きくなっていくのに対して、自己負担の2千円は変わらないんです。
だったらやっぱりふるさと納税、やったほうがいいですよね。

そういうことか!でも初めに何をしたらいいの、、、?

まずは①のステップを踏むために、自分がいくら寄付できるのか、を確認しましょう。
年収を入力するだけでわかるので、次で説明します。
ふるさと納税の仕組みを理解したら、初めにやるべきこと
まず初めにやるべきことは、「自分が納税できる金額を調べること」です。
これがわからないと、始められません。
以下のサイトの簡単シュミレーションで、大体の年収と、家族構成を入力してみましょう。
入力してみると、年収500万円で夫婦共働きの方は、大体6万円寄付できることがわかります。
細かい金額は、源泉徴収票がないとわかりませんが、経験上、そこまで金額が変わったりはしません。
ふるさと納税の仕組みを理解するためには、この時点で大体どのくらいの金額を寄付できるのかを把握できればOKです。
金額がわかったら、次は、その金額を納税すると、「何が貰えて」「どうやってお金が戻ってくるのか」を解説していきます。
繰り返しになりますが、自己負担金は、上限金額まで納税しても、2000円です。
上記の方の場合は、6万円納税したら、5万8千円は返ってきます。ということです。
ふるさと納税をすると何が貰えるのか(新制度になったら)

これはもうご存知の方が多いかとは思いますが、貰えるものには本当に沢山のものがあります。
お米にお肉にお魚に野菜に、、、と、魅力的なものがたくさんあります。
これまで話題になったものと言えば、商品券やアマゾンギフトカードなどの金券や、アイパッドやパソコンなどといった家電製品でしょうか。
ですがこのような品々は、新制度になったらまず手に入らないと思っておきましょう。
というのも、2019年6月1日から実施されるふるさと納税の新制度では、
- 返礼品は寄付金額の3割以下
- 返礼品は地場産品
- 総務大臣が指定した自治体のみ
などという決まりが出来たため、これまで高い返礼率の商品で寄付を集めていた自治体も、自粛せざるを得ない状況です。
話題になっている泉佐野市などは、除外されてしまう可能性が高いですね。
(私はかなり残念、、、、、、、)
ですが、もともとお肉やお米を扱っている自治体では、地元の商品を扱っているところも多く、まだまだ魅力的な商品はたくさんあります。
返礼品の価値が3割程度あれば、1万円の寄付でも、十分に恩恵を受けられることは、ここまで読んでいただいている方であれば、理解できると思います。
返礼品にどんなものがあるかは以下のサイトが掲載率、利用率共にNO1ですので参考にしてください。
最初に納税するならさとふるというサイトがわかりやすくてお勧めです。

自分が納税できる金額と、貰える返礼品についてはわかったけど、じゃあ支払った寄付金は、どうやって返ってくるの?と思ったあなた。
あと1ステップです。
次の章を読めば、絶対にわかります。
そしてふるさと納税が、出来るようになります。
次が一番大切なポイントです。
自己負担金が2千円になる仕組み

ここまでふるさと納税の仕組みについて説明してきましたが、
あとは最後のステップ
どうすれば、2000円以外のお金は戻ってくるの?
という部分です。
よくわからない、複雑だ、と思う方の中には、この仕組みが理解できない方が多いと思います。
魅力はわかっているのに、この部分だけがわかっていなくて始められないのは本当にもったいないので、
絶対にわかるように、説明していきます。
寄付金額6万円の場合
年収500万円、控除上限額6万円の方を例に出して具体的に説明していきます。
ここでは所得税と住民税が大きく関わってくるのですが、あえてその言葉を使用せずに説明していきます。
6万円を寄付して、返礼品は受け取った。
じゃあ2000円の自己負担以外の58000円はどうやって戻ってくるのか。
答えは6万円を寄付したことを税務署に申告して、(申告しなくて良い方法もあります。)
申告した約1か月後に、10%の5800円が銀行に振り込まれます。(割合は人によります。)
残りは12分割されて、6月から5月までの間に4350円ずつ、お給料に上乗せされる形で戻ってきます。
これが自己負担が2000円になる仕組みです。
え?お給料が増えるの?と思ったかもしれませんが、
それはちょっと違います。
ふるさと納税をしたことで、今までお給料から引かれていた税金の額が減るので、実際に受け取れる金額が増える、ということです。
ただこの増えた分のお給料は、そもそもふるさと納税で自分が既に支払ったお金が返ってきていることになるので、他のことに使わずに

翌年も、ふるさと納税をしましょう!
家計簿をつけている方は、毎月「ふるさと納税分」と名前を付けて積み立てしておくのもいいと思います。
なお、確定申告をしなくてもいい、ワンストップ特例制度について知りたい方はこちらも合わせてお読みください。
まとめ
ふるさと納税の仕組みはとてもシンプルですが、自己負担が2000円になる仕組みを理解できていなくて始められない方が多いと思います。
まずは自分の寄付できる金額を知り、
好きな自治体に納税したら申告をして、
納税した金額から2000円を引いた一部のお金は現金振り込みで。残りは6月から翌年5月までの12か月間で返ってくる、というのがふるさと納税の仕組みです。
返ってきたお金は元々自分が納税した分のお金です。
お金が増えたわけではないので他のことに使ってしまうと、損になってしまいます。
なのでまた、ふるさと納税に使うことで、毎年節税出来ることになります。
ふるさと納税にリーピーターが多い理由もここにあります。
今回はなるべく誰にでもわかるように、出来るだけ簡単な言葉を選んで記事を書きました。
仕組みがわかって、ふるさと納税を始めたい!と思った方はこちらの記事もどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ふるさと納税について詳しく知りたい方は【ふるさと納税の仕組みを誰にでもわかるように徹底解説します。】で解説しているのでお読みいただければと思いますが、毎月納税するよりも、ボーナス等の臨時収入で納税するのがいいのかなあと私は思っています。わりとまとまった金額が必要になることが多いので。 […]