
シラミは熱に弱いです。
これは聞いたことがある人も多いかと思います。
具体的には【55度以上の熱に、5分間さらすと死滅】します。
実際、ドライヤーで子供の髪の毛を乾かしていたらポロッと何かが落ちて、それがシラミだった、なんて話もよく聞きます。
それはシラミがドライヤーの熱をいやがって頭から落っこちるからです。
ですが、はたしてドライヤーをあてるだけで、シラミは完全に駆除できるのでしょうか?
その答えは
シラミは熱に弱いので、一定の効果はあるが、完全駆除にはドライヤーだけでは手間も時間もかかるし、ヤケドのリスクもある、です。

ドライヤーを嫌がる子も多いしな!

シラミを駆除しようとしてドライヤーをあてて、やけどさせちゃったら大変!!
そこで今回の記事は
- シラミはどのくらいの熱で駆除できるのか
- ドライヤーでシラミを駆除する際の注意点
- 寝具やタオル、衣類のシラミ駆除方法
- 正しいシラミ駆除の方法
を解説します。
ではさっそく
シラミはどのくらい熱に弱いのか?みていきましょう。
シラミはドライヤーの熱で駆除できるのか
記事の最初にも書きましたが、
ですので、たしかに熱には弱いです。
実際、私の娘がシラミに感染した際も、ドライヤーで乾かしているときに、ポトッと落ちてきました。

悲鳴、あげてたな

虫全般、大っ嫌いだもの。
でも、落ちてきたとはいえ、生きてたんですよね。
ドライヤーをあてたからと言って、【55度以上の熱に5分間さらした】わけではないので、
ドライヤーでシラミを死滅させるのはかなり難しいと思います。

逃げるよなそりゃ
ドライヤーの熱風は、100度くらいと言われていますが、ここでのポイントは
- そもそもシラミは頭にいる間は頭皮を逃げ回るので、ドライヤーをずーっとあてるのは無理
- 成虫は2ミリ~4ミリぐらいなのでなかなか見えない
- 必死でドライヤーをあてようとすると、やけどのリスクがあり、危ない

温度調整&風量調整が出来るドライヤーは子どもにも使いやすい!
ではシラミの卵にはどうでしょうか?
ドライヤーはシラミの卵には一定の効果がある
シラミの卵も同じく、熱にあてることで、死滅します。
なのでドライヤーをあてることで一定の効果はありそうです。
ですが先ほどもデメリットとしてあげた、
でも、やっぱりできるだけ早く卵も死滅させたいですよね。
高温で卵を死滅させる方法のひとつとしては
ヘアアイロンを使う、というのも効果があります。

5歳の娘に使ってみたのですが、使用後は卵が乾燥したような状態になったので、駆除には効果があると思います。
ですが、こちらはお子さんが小さい場合などは特にですが、ヤケドのリスクが高いと思うので、効果は期待できますが、自己判断でお願いします。
私の様に使い慣れていたり、子どもがある程度の年齢であれば良いかと思います。
ですがやはり【シラミの駆除に必要なのは、くしとシャンプーと前向きな心】でも書きましたが、シラミの駆除にはスミスリンシャンプーと、専用のコームでとかして駆除していくのが確実です。
この【シラミが熱に弱い】という特性は、
寝具やタオルのお手入れに有効です。
次はその点を解説します。
シラミに感染したら、寝具とタオル、衣類にも熱処理を

シラミに感染したら、その子が使用した枕カバー、シーツ、アウター、帽子、タオル等にもシラミがいる可能性が高いです。
【シラミはどこからうつる?感染経路を知ってシラミを予防しよう】で、シラミの予防にはタオル等の共有は避けるべき理由について詳しく書きましたが、シラミを発見したらまずは、寝具やタオル等にいるかもしれないシラミを駆除したいですよね。
そこでシラミを【55度以上の熱に5分以上さらす】のです。
これには様々な方法があるかと思いますが、いくつかご紹介しますね。
- 自宅の乾燥機にかける
- コインランドリーの乾燥機にかける
- アイロンをあてる
- 布団乾燥機をかける
- 55度以上のお湯に5分以上つける
このあたりが出来そうです。
我が家では5歳の娘と1歳の次女、そして私がシラミに感染しましたので、発覚してから毎日
【洗濯祭り】でした。
我が家は縦型の洗濯機でドラム式洗濯機の様に乾燥機能がないため、
シラミ発覚初日は、家族全員分の枕カバー、シーツ、帽子、アウター、リビングに敷いてあったラグ、クッションカバー等洗えるものは全て洗い、コインランドリーで乾燥させました。

シラミ発覚あるある
そして、ソファーやマットレスなど洗えないものには【アイロン】をかけました。
今思えばここまでやる必要はなかったと思いますが、シラミ発覚当初はとにかく気持ちが悪く、

1ぴき残らず駆逐してやる、、、!!
と必死になっていました。
これを3日くらい続けてしまったので、本当に疲れました。

やりすぎだよ!!

身も心もボロボロになったよ
あとから知ったのですが、布製品に使えるスプレーもあります。

そこまできにしなくても実際には
- 根元がセメント質で固定されているシラミの卵が髪の毛から落ちることはまずない
- 卵が髪の毛から落ちて、そこで孵化することもない
ので、本当にやりすぎだったなあと思います。
もしもう一度シラミに感染したら
寝具やタオルのお手入れはもちろんしますが、普通に洗って干して、丁寧にアイロンをかけて、あとは掃除機を丁寧にかける、くらいしかやらないです。
布団乾燥機も、シラミになってから買いました。

これ最高!!
最後にまとめます。
シラミはドライヤーで駆除できるのかまとめ
- シラミは55度以上の熱に5分以上さらすと死滅する
- ドライヤーの熱風は100度以上あるので一定の効果はある
- が、ヤケドのリスクもあり、死滅させるのは難しい。
- シラミの成虫は逃げてしまうが、卵には効果がある
- ヘアアイロンなども使えるが、注意が必要
- シラミが熱に弱いという特性は、寝具やタオルのお手入れで有効
シラミを発見すると気持ちが悪く、一日でも早く駆除したいと思うのですが、
シラミの成虫は、頭から落ちれば2~3日で餓死してしまいますし、
卵が頭から落ちて孵化する、なんてことはありえませんので
まずは感染した子の頭にいるシラミを、スミスリンシャンプーと、ニットピッカ―コームでしっかりと駆除してあげましょう。
最後まで【シラミはドライヤーで駆除できる?熱に弱い特性は寝具のお手入れには有効】をお読みいただきありがとうございました。
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